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生きること・学ぶこと

文:吉田公平

第五回

「三今(いま)と此処(ここ)(2)」


空間・場所は見ることはできるのに、時間は見ることは出来ません。過去は記憶や思い出の中に、未来は希望や予想の中にしかありません。「現在」するのは「今」だけだと承知はしていてもその「今」という時間を見ることは出来ません。そのうえ、その「今」が刻々に推移します。それでいてその推移する「今」にしかわたしたちは実在し得ません。

場所の姿も変化しますが、時間の推移に比べれば、それは緩慢です。「今」のわたしは過去のわたしと人格的にはつながっていますから別人ではありません。それでいて過去のわたしは今は実在はしていないのです。実在しないから今のわたしは過去のわたしかも知れません。未来のわたしもまた、まだ実在していません。実在はしないのに確実に来ます。未来がどこかにあってここにやってくるのではなくして、「今」が推移して、くると予想された未来が、現在になります。その未来に自分がどのような姿をしているかを、期待と不安をもって予想しますが、もちろんそのとおりにはなりません。未来は現在の担保にはなりませんが、現在の姿から、未来に実現するであろう可能性をある程度は予測できます。そこに期待をかけて努力しますが、予測を超えた事態が起これば、また別の問題が起こります。われわれが将来に対して不安を抱くのはこのためです。

特に変化の激しい今日、旧来の展開をモデルにして予想しても、さして有効ではありません。勢い、不透明感が増します。それでもなお、わたしたちは生きていかなければなりません。生きるとは決断することでもあります。「その決断で適切です」と、結果が出る前に太鼓判を押してもらえると安心できるのですが、それがとても難しい時代になりました。

情報革命の恩恵を受けて判断材料が豊かになったので安心して決断できそうに思えるのに、実情はその逆になっています。むしろ決断を先送りすることに甘んじている様子がうかがえます。「甘えの構造」が人々を癒し、パニックに陥る事から救い出していますから、やむを得ないかなという側面があることは否定できませんが、猶予しても時は過ぎていきます。決断することに伴う危険は引き受けるのが、生きるということでしょう。この危険を危倶するなら、保険をかけることです。事前に調査したり他人に相談するのも保険の一つです。予想がはずれて危険の兆候が見えたら引き返すことも一つの態度です。一旦下した決断を覆すことがすべて悪いことではありません。先人も言っているではありませんか。「過ちて改むるに憚(はばか)ることなかれ」と(『論語』)。






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